（とある英語サイトである米国人が日本での仕事に関する悩みを打ち明けました。一般的な大学生らしい悩みを持つ彼女と、彼女への答えがなかなか…考えさせられます）

日本にはその価値がないの？
私は日本で大学レベルで英語を教えるため学校に行く事を計画していましたが、そのことに否定的な反応を返してくるネガティブな人に会うんです。
私は大学新入生で、教育の学士号、TESTOL(英語を母国語としない人への英語教授法)の修士号、応用言語学の博士号を取ろうと計画をしています。
でも、たくさんの人と話をしてきましたが、みんな「それはとんでもない考えだよ。下落している市場だ」と言います。

それは「ただの夢」で、私は現実的になる必要があると。いいえ、私は日本がアニメのような所なんだと思っているようなオタクフリークではありません。でも、私は日本の文化、音楽、人々、武道に興味があるんです。
今、否定的な人たちはみんな、価値がないだとか、見込みがない、とか言ってきて…正直どう考えたら良いのかわかりません。

小さな少女だった頃から、いつでも日本は私の夢でした。日本で学士号を取ろうとした事もありましたが、父が他の国のローンは組めないと言った時から、私は修士と博士のため、テンプル大学に行けるようになるまでただ待たねばならかったのです…。

日本に住んでいる人やそこで働いている人からの情報が必要なんです。
真実が知りたいんです。何の飾りもないものが。


カイラ

---

Re:
ええと、まずはじめに、あなたは "否定的な人から否定的な意見をもらって"いるんだよね。
あなたは否定的な人が肯定的な助言をくれるなんていう知識を持っていたの？

それと、私はその人たちにこう頼むよ、どのような高等教育にもリスクがなく、高等教育職の働き口が不足していないような経済状況の国をあなたに指し示すようにね…。

すごく不思議なんだけど、あなたはなんで大学で英語を教えるために言語学の博士号が必要だと感じたんだろう。TESTOLの高等教育の役職が欲しかったのかな、それとも、言語学を教えたかったのかな？
あなたは教師になりたいの？それとも教授になりたいの？

不必要な博士号はあなたを経済的に追いつめるだけでなく、あなたが真剣に考慮するだろう仕事に制限を設けてしまうことになる。博士号は一般的な目の上のたんこぶみたいなもので、雇用主は余計な資格を持った（それも、まだ経験もないのに）学術的な赤ちゃんを甘やさなきゃいけなくなるなんてことは望んでいないよ。
博士号はあなたの仕事のチャンスに素晴らしい働きをするかもしれないけれど、それにすべてのお金や時間を費やす前に、長期的な目的と計画をしっかり確認した方がいいよ。

仕事のチャンスに関してだけど、正直わたしはアメリカと日本ではそう変わらないと思うよ。
スキル、タイミング、決意、そして運。

もしあなたが、配偶者ビザ無しで日本に住むチャンスを劇的に増やしたいなら、言語研究にビジネス/マーケティング/セールスクラス、それからインターンシップを混合するといい。

地獄だけど、TESTOLの修士を飛ばして、国際セールスとマーケティングのうちのひとつを取って、その傍ら日本語とITコースを取るんだ。

卒業の2年以内に日本にいる自分を実感できるだけでなく、全員の否定的な人たちを集めるよりもたくさんのお金が手に入るよ。
営業スキル + 言語スキル = 仕事と好きな国への在住　ということだね。
それに、比較的歳がいけば、英語教師にもなれるよ。あなたが考慮していないことがひとつあるとしたら、比較的早くに、あなたが授業に退屈するか嫌気がさす可能性があるということくらいだ。

あなたが唯一の1年生だとして、より有利な専攻にギアを切り替えることを検討しよう。23か24歳で学部と修士を終え、2~3年あなたの母国で、その後10〜15年東京で仕事をして、40歳で裕福な引退してから自分自身の語学学校を構築することができる。

もしあなたが長期的な現実を必要としているのなら、これがそうだよ：
教育はあまり儲からない。若い頃から始まり、人生の終わりまで付けが回るような低賃金だろう。
『低目的、高賃金』の神にあなたの『若さ』を捧げれば、失った時間を補うために貯めたお金を、あなたは使う事が出来るだろう。

---